コーティングマット

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コーティングマットとは?

プラスティックフィルムにシリカなどのフィラーを含有させたバインダー(合成樹脂)をコーティングすることにより、表面に凹凸をつけ、艶消し調の塗工面にする加工です。
凹凸状になった表面は、「艶消し調」になり、グロス値が低下します。

コーティングマットとは?
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GM-10 コーティングマットとは? コーティングマットとは? コーティングマットとは?
GM-30 コーティングマットとは? コーティングマットとは? コーティングマットとは?
GM-60 コーティングマットとは? コーティングマットとは? コーティングマットとは?

グロス値とは、光沢感を表す数値で、基材表面に光を照射した際の入射光と正反射光の強度比を光沢の指標として数値化したもので、光沢度とも呼ばれています。

グロス値が低い程、艶消し調になり、高い程、光沢感が増します。

コーティングマットとは?
コーティングマットとは?

大槻工業の「コーティングマット3つの特徴

弊社独自の加工技術を用いて加工しております「コーティングマット」は、多方面のお客様に採用いただき数多くの用途にご使用いただいております。

大槻工業の「コーティングマット3つの特徴」

低光沢~高光沢に対応出来る加工技術力

お客様のご要望に応じて低光沢(マット調)から高光沢(グロス調)までカスタムグレードで幅広く対応致します。
「もっとマット調が欲しい」「もう少し艶があった方が。。。」
そのようなお声をお聞かせ下さい。
また、両面コーティングマット加工も対応しており、それぞれの光沢感を変えることも出来ます。

大槻工業の「コーティングマット3つの特徴」

マットにプラスαの機能性を付与します

使用用途やご要望に応じてマット加工面および背面に[ 離型性 ]や[ 易接着性 ]や[ 帯電防止性 ]などの機能性を付与することが出来ます。
「マット調を転写させたい」「マット調のセパレーターにしたい」「ブロッキングを防止したい」「マット調の印刷フィルムにしたい」などのご要望に対応させていただきます。

大槻工業の「コーティングマット3つの特徴」

マット表面凹凸をご要望に対応します

塗工材料の選定と独自の加工技術により、マット表面の凹凸を粗くする、細かくする、などで加工のバリエーションを増やし、お客様のご要望にカスタムグレードでお応えしてまいります。
用途の多様化にともない、「コーティングマット表面の機能性をさらに変化させられないか?」とのお声を数多く伺っております。その中の一つが「マット表面の粗さ」です。

コーティングマット物性一覧

弊社独自の技術で開発された『コーティングマットフィルム』のラインナップです。グロス値をベースに、様々な機能を組み合わせることでお客様の用途や工程に応じたフィルムをご提供できます。
片面マット加工、両面マット加工どちらにも対応可能です!
また、表面と裏面で違うグレードのコーティングマットを組み合わせることもできます。

グレード 製品名 グロス値
[60°]
全光線
透過率
[%]
Haze
[%]
表面粗さ 代表的な要望
Ra
[㎛]
Ry max
[㎛]
スタンダード
グレード
GM-10 10 88 79 0.7 5.8 ・艶消し調にしたい!
・光沢感がほしい!
・帯電防止を付与したい!
・離型性を付与したい!
・両面艶消し調にしたい!

(ご要望に応じ、対応可能です)
GM-20 19 86 70 0.6 5.0
GM-30 33 86 53 0.5 5.3
GM-40 40 85 51 0.5 4.6
GM-50 50 85 40 0.4 4.4
GM-60 65 85 29 0.4 4.0
GM-80 79 85 29 0.4 3.9
特殊
グレード
高Hazeコーティングマット 9 91 95 0.7 5.2 透過光を拡散させたい!
高粗面化コーティングマット HR-① 9 87 90 1.2 10.4 表面の凹凸を
大きくしたい!
HR-② 9 87 92 1.0 8.9
HR-③ 10 86 93 0.9 6.7
低粗面化
タイプ
LR-① 10 90 85 0.5 4.3 表面の凹凸を
細かくしたい!
LR-② 20 88 63 0.3 3.2
低グロス
タイプ
LLG-① 3 79 98 0.9 6.9 もっと艶消し調を
追及したい
LLG-② 5 86 95 0.8 6.3
LLG-③ 7 87 92 0.6 5.2
カラー
タイプ
9 87 85 0.5 4.9 艶消し調の
識別用ラベルがほしい!
9 88 86 0.5 4.5
9 84 85 0.5 4.6

※記載している数値は代表値であり、規格値ではありません。

特殊グレードのグロス値と表面粗さの相関

特殊グレードのグロス値と表面粗さの相関

用途例

・加飾
・艶消し転写ベース
・ブロッキング防止
・フィルム図面(第二原図など)
・印刷基材
・ラベルなど

大槻工業株式会社のコーティングマット加工はお客様のご要望に応じて表面の光沢度合いや表面粗さのカスタマイズが可能です。
マットに 帯電防止性能 易接着性能 離型性能 などプラスαの機能を付与することも可能で、さらに機能性を付与したフィルムでブロッキング防止・凹凸形状転写・加飾性UPなどの課題解決に導きます。

お客様のご要望にお応えして下記タイプのグレードをラインナップしております。

Q1.全光線透過率やHazeとは何を表す数値ですか?

全光線透過率及びHazeは、フィルム基材などの材料の「光の透過性」に関する数値です。
その測定は下図のような原理で行われます。

Q1.全光線透過率やHazeとは何を表す数値ですか?

全光線透過率及びHazeは、光源から照射された光の量(A)と、基材を透過して受光部に到達した光の量(C及びB)から算出します。

全光線透過率【%】=(B+C)/A×100

全光線透過率は、光源から照射された光の量(A)が、どれだけ基材を透過して受光部に届いたのか(B+C)を示す数値です。
基材表面で反射されたり、基材内部に吸収されて受光部に届かなかった光の量(A-(B+C))が多い程数値は低くなります。

Haze【%】=C/(B+C)×100

Hazeは基材の曇り度を表す数値です。
基材を透過して受光部に届いた光の量(B+C)の内、基材を通過する際に拡散した光の量(C)の割合を示します。
透明度が高い程、光は拡散せずにそのまま受光部に到達する為、Hazeは低い小さい数値になります。

Q2. 基材の外観(透明性)と全光線透過率・Hazeの数値との関係について教えてください

★目視で見た時、透明に見える基材
透明性が必要なパッケージなどに使用される材料です
透明な基材 ⇒⇒
光がその基材を通過する際に直進する光の量が多い
光がその基材を通過する際に拡散する光が少ない
すなわち、全光線透過率:高い かつ Haze:低い となります

Q2. 基材の外観(透明性)と全光線透過率・Hazeの数値との関係について教えてください

★目視で見た時、不透明に見える基材
これには2通りのケースがあります

①不透明で光を通さない基材
光を遮断することの目的で使用される基材です
⇒⇒ 基材を通過する光が少ない為、
全光線透過率:極めて低い、Haze:極めて高い となります

Q2. 基材の外観(透明性)と全光線透過率・Hazeの数値との関係について教えてください

②不透明であるが光を通す基材
光を透過させるが基材内で拡散させる特性を付与した基材です
特長として、光源の姿を隠されますが、多くの光を透過するため、基材表面は明るく見えます。
⇒⇒
光がその基材を通過する際に光の量が多い
光がその基材を通過する際に拡散する光が多い
すなわち、全光線透過率:高い かつ Haze:高い となります

このような特性は照明ランプの光拡散、電飾看板などの用途に適しています

Q2. 基材の外観(透明性)と全光線透過率・Hazeの数値との関係について教えてください

★当社の「高Hazeコーティングマット」はこの②の特性を実現するために開発された材料です。

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